Junk Essay. 弊社社長のクダラナイ雑記
何故「ソリューション」なのか? 2008.9.10
※写真は本文とは関係ありません。残念なことに、当社は元々映像制作会社だったわけではないため、御付のクライアント様がいるわけでもなく、「新規開拓」以外に進む道がない立場にあります。
一方で、エンジニアリング会社としての立場はある程度確立していますから、映像の配信やそれを実現する付帯技術については、出来ないことを探す方が難しい程の守備範囲を持っています。
そこで私達の新規開拓は「ソリューション」でなければならないと考えました。実際に当社への映像制作の依頼は、予め「テレビ放映用のCMを作りたい」というような、具体的な意義と目的を持っているものはまれで、「とにかく何からやれば良いのかわからない」という一声から始まるものも多く存在します。
もし当社が単に映像を創る、という切り口だけで新規を開拓するということになれば、制作会社の数から勘案すれば既に市場は飽和状態ですから到底勝ち目はありません。某社の社長が「ニーズは何も生まない」ということをある本で書いていましたが、映像制作の市場がまさにこれにあたります。
そこで当社は、「商用映像」というのは単にひとつの「手段」であり、何某かの結果を出すための「有意義なアイテム」である、と考え、これをどうやって「利用」し、「結果」や「解決」を図る具体的な方法やサービスを全て自前で提供することで、他社との違いを明確にすることにしました。
例えば、単に「Webで流す映像」ということであれば、とにかく映像を作って、観れるデータを引き渡してしまえば「制作会社」としての仕事はオシマイですが、「どう見せて、どのような効果や結果を得るか?」ということになれば、それを流す受け皿となるWebページの企画立案や具体的なページの制作、そして放映設備の用意とアクセスや視聴率分析、効果測定。。などなど、エンジニアリング会社としてやれる(やらなければならない)ことがゴマンとあります。
従来はこれらひとつひとつに別な会社が出入りして、「管理のための管理」で余計なコストが発生し、そのコストは全てユーザーが負担しています。こんな状態が何時までも続くわけがありませんから、具体的にこれをワンストップで提供出来るとなれば、今までコストがかかりすぎて二の足を踏んでいたクライアントを取り込めるかもしれません。
勿論、ただ単にコスト見合いだけではいずれ追いつかれてしまいますので、より「付加価値の高いソリューション」を生み出して行かなければなりません。
そして、それを毎日考えることが、当社に存続し続けるための「ソリューション」だったりするわけです(w