Last Updated 2018-06-22

Junk Essay. 弊社社長のクダラナイ雑記

身近な世界 2010.5.4 

事Vol2を配信開始。今年に入ってから既に4回の収録が行われており、収録曲は現在11曲、編集済の作品もあるのですが、作曲版権の許諾待ちの関係で配信待ちになっている作品もあり、クラシックでありながら、以外にもその版権の扱いは煩雑で、雑4月のロケ収録より4月の収録より(自社スタジオにて)務に雑務を重ねてようやく公開、と思ったら許諾が出ない。。なんてことがないように収録前にこれまた雑務に雑務。。映像に限らず、プロダクションの仕事というのは「雑務」という名の地味で煩雑で(注:決して難しいということはない)驚くほどメンドクサイ仕事の積み重ねで成り立っています。

 一部の芸能プロダクションではこういう雑務を重ねずに他者の作品をイベントなどで唄って、後で使用料を請求されるなんて事件は日常茶飯事で、特に外国作品などはJASRAC管理のものでも使用料は「言い値」なので、悪意がある(つまり「どうせバレないだろう」と許諾も受けずに編曲して有償公演で唄ってしまう、とか)と判れば莫大な請求をされることは必至で、その危なっかしいプロモーターを見ていると、「勇気があるなぁ」と感心してしまうわけです。


 権利関係に限らず、インターネットを使うとそういうものが身近になって、「~の世界」というのがいろんな意味で身近になります。で、なんでこんなことを書いているかというと、4月に栃木県でロケを行う予定で計画を立てていたのですが、出演予定のアーティストが在仏で、一時帰国の合間に収録を行う予定だったのです。ところが既にニュースにもありましたとおり、2010年4月のアイスランドでの火山噴火で欧州の空港が閉鎖され、アーティストが帰国出来ないという事態となり、このロケは栃木での収録が中止となってしまいました。

 収録が出来なかったことは残念でありますが、まさか他所の邦の出来事が自分の仕事に関係するとは思わなかったわけで、残念というよりも「うちもインターナショナルになったんだなぁ。。」なんて感慨に耽ってしまったわけです。また、このロケの手配に関してお骨折りを頂いたFCの各位やロケーション先の各位にはこの場を借りてお詫び申し上げると共に、チャンスがあれば、是非また収録を計画させていただければと思う次第です。(了)


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